基礎練習

先日高校一年生に話をする機会がありました。

16歳というと、まるでまだ小学生、中学生というようなおさない感じの子から、
もう十分大人という成長の早い子までさまざま。

いま、どんなことを考えてる?

という問いに対しては、
クラブに所属している子はそのことばかりのようです。

何もしていない子とこうしたクラブをしている子の違いは、
結構見た目でも分かるくらいですね。

覇気があるというか、
何かに一生懸命取り組んでいる子は目が生き生きしています。

クラブ活動だと、今ちょうど、
3年生が引退して、新しい体制となり、
その中での自分のポジション取りということでしょうか。

運動部の子と話をしていましたが、
やっぱり基礎練習は辛いようです。

指導者が、ちゃんと何のための基礎練習かということを
話し、理解させている子達は、辛いけど自分のためにやるんだと
考えられるようです。

クラブによっては、先輩からやらされている、
部長先生から言われるからやっているという感じの子もありました。

錦織選手や、イチロー選手、マイケルジョーダン選手などの例を上げながら
基礎練習の大切さ、センスだけではトップには立てないんだよ。

日本のプロ野球でも、いろんな選手がいる中、
基礎練習をきちんとしている人は少なく、
ほとんど入団して基礎練習からやり直すんだよ。

だから、今の間にしっかり基礎をつけておくこと大事だね。

でも、基礎練習ってなかなか面白いと思えないかもしれないね。

だから、これは自分のため、これで一歩前に進めると
前向きに考えながら、できるだけ楽しんでやれるようにしようね。

こんな話をしたわけです。

運動部の子は結構理解してくれたように思います。

ところで、今、君たちがやっている勉強もおんなじだよ。

お父さん、お母さんや、先生たちに勉強しなさいと言われるけど、
君たちが勉強したからといってお父さん、お母さん、
先生が進歩するわけではないよ。

これも、君たち自身のためだよね。

高校までは基礎の基礎。
今後君たちが、やりたいことが見つかって、
少し専門知識を得ようとした時に、
それができるための基礎を作っているわけ。

食べ物の詳しい成分は別にして、
食べ物にはどんな栄養分があって、何がよくて何が悪いかとか、
経済(お金の流れはどのようになっているのか)というのは
知らないと困るよね。

もちろん、君たちが言葉を覚えたように、
生活の中からいろいろな知識は得ることはできるけど、
最低社会に出てこれだけは知っておいたほうが良いということが、
系統立て組まれているのが中学、高校までのカリキュラム。

これらを身につけているうちに、こんなことやってみたい、
あんなことをやってみたいと考え出して、進路と言うのが具体的に
なっていくよね。

そのやりたいことのために更に専門的な知識を得たり、
技術を得たりするのが専門学校や大学なんだよ。

そして、自分のやりたいことを社会に出て工夫し、具現化していく。

だから、大学や専門学校もまだ基礎を習得しているに過ぎないんだよね。

勉強ってなかなか面白い、楽しいと感じられないかもしれないけど、
さっきの運動の基礎練習と同じ。

何かできるようになった、何かわかるようになったということは、
素晴らしいことで、楽しいこと。

新しいことが身につくことは凄いこと、
楽しいことなんだと思えるように自分に言い聞かせてごらん。

最初は、心から思えなくても、できれば口に出して
「やったー!」「うれしい!」「たのしい!」って言ってると
気持ちもたのしい、うれしい気分になっていくもんだよ。

こんなことを、高校1年生に話してきました。

話したことを自分に置き換えて考えてみると、
周りのことに否定的になったりしている自分がいますね。

もっと、前向きに、もっと楽しく、幸せに暮らさないと、
残りの人生もったいないなぁと思った次第です。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
タイトルとURLをコピーしました