刺激をもらいました。

週末の2日間を利用して勉強会に行ってきました。

普段、小さな業界で、小さな組織の中ですごしていると、なかなか外からの刺激というのは得られないものです。

外部の人と接するときは、こちらがクライアントとして接していることが多く、相手の本音、生の声というのは中々聞こえてこないです。

今回の2日間、2回の勉強会は母体が違う企業の勉強会。

1日目の会では、アパレルや食品の商品開発の秘話というか、苦労を聞けました。若いスタッフ、特に女性の多い会社で、皆さんが生き生きと働いている様子が伺えます。
アパレルでは、ターゲットとなる女性の年齢層を細分化し、実際の客層からモニターを募集し、消費者の声を吸い上げて具現化。そのため、そのアイテムが、更に消費者のニーズに合うようにサイズの細分化が行われる。例えば、パンツにしても、ウエスト、ヒップ、太ももの比率が同じ体重、身長でも異なることから、その年代特有のボディラインまで研究し、商品の分化を行う。その中から商品化し、採算の取れるものを採用するといった商品開発の苦労。

そうして開発した商品を売り出すにあたり、開発コンセプトを消費者に伝えるためのキャッチコピーや説明文の作成。

実際に、お客と接する販売者がそれを理解し、伝えるというのはむつかしく、カタログや、ホームページでは文字で説明するというのは難しいですよね。私は男ですが、それでも生地を触り、試着してサイズの確認をしてから購入します。そのブランドのデザインにどのようなコンセプトがあるかというより、自分の身体に合うか、また、気に入るかで購入することが多いです。

販売現場と開発現場の温度差というのはあるようで、開発した商品のすべてが思惑通りに行くわけではなく、そのときはまた一から組み立てとなるようです。そうした中で、確率良く消費者ニーズに合う商品が開発できたときの充実感が彼女たちを支えているんだなぁと感じました。
また、食品開発も女性ならでは視点、冷えが話題となるのはこれから寒くなる季節がメインでもちろんそういった商品を投入するそうですが、冷えに悩む女性は、これからの季節だけでなく年間を通して悩んでいる。だから、これからの季節をメインにすえるけど、一年を通して、そういった悩みを持つ人、特に女性に有効な食品を開発し提供する。

おせち料理の担当者は、過去の商品別の販売状況のタイムライン、消費者の声を早くから分析し、メインにおく商品、新商品の企画をしている。お重の形状、素材だけでなく、送る際の包みを単なる保冷バッグではなく、後もペットボトルやお弁当などを入れることの出来るような形状にし、柄も普段使用に耐えるようなものに改良を提案。そのために、自分では出来ない縫製を家族と一緒にして案を作り、企画会議にかけ、その作成を業者と交渉する。
楽しそうに話していらっしゃるが、その時期の苦労は大変だろうな。定時勤務ではなかなか出来ないだろうことは推察されます。

でも、そういう説明を生き生きとする彼女たちは、やりがいを感じて仕事に打ち込んでおり、会社はそれに応える待遇を与えているんだろうなぁと感じた次第。

働きやすい組織とはどういうものなのかなぁと考えた次第。
2日目は医薬系の技術を使って化粧品を開発している会社のセミナー。社長の、これからの事業計画と野望も聞くことが出来ました。

販売戦略も最初から考えられており、トライアル製品のセットを安価で提供し、リピーターを獲得する戦略をスタートさせ、次にそのトライアル製品の数を増やしクローズドだったメディア広告をまずはイメージ広告からスタート、さらに口コミを広げていくといいます。

商品のもつ力はエビデンスが整えられており、感覚的な消費者だけでなく、論理的な消費者を取り込めるようになっていました。

ターゲットも30代以上の女性をターゲットにし、上はシニア世代までの女性の肌の悩みを軽減していくという戦略はなるほどと感じました。
両日のセミナーを通じて感じたのは、企業の大小に関係なく伸びているところは、ターゲットを定めてしっかりニーズを拾い、そのニーズに応える商品なりサービスを提供しているということ。そして、それが本物であればその満足度がリピーターになり、そこからまた新しいニーズを拾うことが出来るということですかね。

日記
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