菊池選手、鈴木選手を始めとする12人ものコロナ感染者を出した広島カープ。地方球団ならではのマイナス要因がありますね。アウェイの試合の為の移動距離、時間は12球団の中でも最も多いです。
感染対策は他球団よりも厳重におこなっていたようですが、集団での移動故、クラスターも発生しやすい状況だっただろうと想像します。
大量感染が起こった原因を明らかにすることも今後の感染対策としては必要ですが、この状況、現在のチーム力を考えたとき、来年以降のためにチームとして取り組むことをチームの方針としてけってするチャンスとも思えます。
プロですから、勝敗にはこだわりたいでしょうがまずは広島カープを来年以降どのようなチームにするかを決め、それに則した過程として今年のシーズンの残りを使うのも一つの方法ではないかと考えるのです。
正直、現状から今シーズンの優勝を目指すことは難しいと思えます。首脳陣の契約は今年の結果に大きく作用されるかもしれませんが、フロントとよく話し合いチーム作りを考えてほしいです。
例えば、バッテリー。
この5年位、クローザーやストッパー、勝ちパターンの中継ぎ陣に負担をかけ2年以上続けて成績を納められていないように思えます。ならば今シーズンの残りを勝ちにこだわって栗林をはじめとするピッチャーに負担をかけ過ぎて潰さないように中継ぎやクロザーにもローテーションを組み、ピッチャーに経験を積ませ成長を促す。
先発陣は6人のロテーシオンでなく先発の可能性があるピッチャーを10人くらいローテーションさせる。
キャッチャーは打撃を優先して先発させるのではなく、リード、キャッチングの経験をメインに置く。若手の坂倉、中村、石原をいろいろなピッチャーの球を受けさせ、他チームの打者の研究はキャッチャー全員で行う。結果的にこの3名の中から外野や内野のコンバートも考える。会澤、磯村はアドバイザー的に控え、打撃の調子の良いものは代打要因としてベンチ入りさせる。
内野手も1試合で半分ずつ守らせ、打撃と守備の機会を与えショートなら先発小園、4回からは田中、セカンドは先発矢野、4回から菊池などの起用をする。
各選手の個人記録には配慮すべきですが、来年以降の優勝を狙えるチーム作りを今年の試合を使ってもいいのではと考えています。
今のようないきあたりばったりのようなオーダーや選手起用よりは、ファンも意図が見えれば納得して応援ができるのではないかな。
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